ずーっと一緒。
健康のために、とやるようなことはすべて、実は唯一、「自律神経を整えるため」。
そこを忘れてしまうと、極端に片寄ったり、オーバーワークになったりして、身体は故障してしまう。
食べ物を消化したり、睡眠中も呼吸をして、怪我をすれば修復し、暑ければ汗を出し、心臓を死ぬまで動かし、… みんな自律神経がやっている。
では、「意思」というか、「心」は何をすべきなんだろう。
やらねばならない仕事量は、自律神経のほうがはるかに多い気がする。
「心」に任されているのは、「どっちでもいいよ〜」みたいな仕事ばかり。…ぶっちゃけ、オマケみたいなものなのかな。
いや、そうじゃなくて…
きっと、喜怒哀楽を感じるのが仕事なのかも。
それは自律神経にはできない。
ちょうど、大人が子供を肩車して、遠くの「見たいもの」を見せたり、高い所のものを触らせたりするように、
自律神経は身体を維持しながら、心に身体を自由に操縦させて、この世界の色んなものを見聞きさせ、体験させてくれているんじゃないかと思う。
自律神経の働きの中で唯一、意思が動かせるのは起きている時の呼吸だけど、
それができるのは「泳ぐ」場合に必要だからで、泳ぐのも素晴らしい経験だ。
でも限界に来ると苦しくなって息をする。それは「もう止めなさい」と、自律神経がストップさせるから。身体を生かすために。
そう考えると、ひとりの人間はちっともひとりじゃない。
生まれた時から、もうひとりの自分と、ずーっと死ぬまで一緒なんだな、と思った。
何だかほっこり嬉しくなった。(っ´ω`c)