欲しがろう!
ピンク・フロイド 映画「ザ・ウォール」の冒頭の字幕。
「サンタクロースはあの子を忘れちゃった
だって 欲しがらなかったし」
私はどうしてもどうしても、この言葉が忘れられない。
大事なことだからだと思う。
どうして欲しがらなかったのか。
どうして欲しがらない子になったのか。
その理由が、そこから先のストーリー展開に全部…逆に集約されているように思う。
欲しがらないように教育され、
壁のブロックのひとつにされたのだ。
欲しがろう。
欲しい、と言おう。
前に進もうとすれば欲しいものが現れる。
欲しがって拒絶されて傷付くことを恐れるな。
幸せになるのに遠慮は要らないからだ。
自分が傷付くのが嫌で他人を傷付け、傷付いていない自分に慢心しているような大多数の中に入るな。
そこを「地獄」と呼ぶからだ。
だから地獄は、普通に隣にあるのだ。
普通やセレブを装った、中身は不平不満が渦巻く、人の皮をかぶった地獄。
そんな低い波長につられて同調してしまったら、自分も地獄の一部になってしまう。
地獄は必要悪であり、他を押し上げる役目がある。
自分が上がりたければ、そこにいてはいけない。
どんどん欲しがってどんどん前へ進もう。
その資格があるから、生まれてきたのだ。
欲しがる資格のない者など、いないのだから。